想い出に呼び覚まされた香りを創造し、世に送り出してきたフレグランス・ブランド、diptyque(ディプティック)。

時代の空気を吹き込んだクリエーションで綴られてきた歴史は、diptyqueが唯一無二の存在であることを証明しています。

大いなる夢と願い、厳しさと敬意、直観と探究心によって、その独特の個性は磨かれてきました。

世界中の人々に名を知られ愛されるようになった今も、人間的で親しみのある個性は失われることなく、私たちの創るフレグランスやブティックに反映されています。

世の中の動き、そして素材や知識、技術への好奇心。革新への情熱は脈々と今に受け継がれ、未来へとつながっています。

ありあまるほどの自由な心、創業者たちからの豊かな遺産、ジャンルや流行にとらわれない開拓者精神、フレグランスに込められた偽りのない感情…それらすべてがdiptyqueの原点なのです。

 

diptyqueというブランドが誕生する前、その名は固い友情で結ばれた三人のアーティストたちにとって、ある冒険を意味していました。Christiane Gautrot(クリスチャンヌ・ゴトロ)、Yves Coueslant(イヴ・クエロン)、Desmond Knox-Leet(デスモンド・ノックス=リット)。計算ではなく直観を重視していた彼らの冒険は、同じ志を持つ者たちへと今日まで受け継がれています。diptyqueのオンラインマガジン、memento(メメント)は、そんなブランドの原点を今に伝える新たなアプローチです。

mementoとは冒険、そしてあなたを誘う招待状です。自由な精神と鋭い感性を持つアーティストであり旅行家でもあったdiptyqueの創業者たち。旅の中で彼らが描き綴った一連のスケッチ画と共に、その足跡をたどります。

mementoの願い。それは大切な出会いや発見を、私たちのスタイルで、より自然に伝えること。たとえば、diptyqueで起きた出来事について、あるいは原材料や成分について語ること。ブランドにまつわる人々や工芸を紹介すること。世界の、そしてブランドの歴史を旅すること。さらには、私たちの心に触れる、感性に響くアート作品や展覧会をご案内できればと思っています。mementoでは、diptyqueが進む道の半ば、あるいは思いがけない場所から、私たちの声をお届けします。

この世界、そしてこれまでの歴史は、説明できない偶然の積み重ねです。ひとつのスパイスから文化が生まれ、ひとつの色からシンボルが生まれる。ある場所が記憶を呼び覚まし、ある神話が知識や技術へとつながる…mementoは、刺激と好奇心に満ちた冒険へとあなたを誘います。

「香りの余韻」では、私たちのクリエーションをご紹介しています。また、「クロスロード」では、私たちが出会ったクリエイターたちのプロフィールやコラボレーションについて、「旅の途中で」ではもっと自由に、diptyqueの精神やエピソードをお伝えしています。

mementoが、私たちを取り巻く世界を通して、さまざまなストーリーをお届けできる場所になることを願っています。遊び心と知性があり、親しみやすく、決まり事にとらわれないメディアを目標に。mementoの編集方針は、受け継がれてきた感性に忠実であること。移り変わる時代の中で、情熱の火を絶やさずに伝えていくことが、私たちの挑戦なのです。

毎週2本の記事を更新する予定です。サイトに立ち寄って、私たちの新たな挑戦をお楽しみください。