パフューマー&アーティスト

20.07.2017
couverture

三人の仲間たちが創業したブランド、diptyque。アートに惹かれ、アートを愛した彼らは、画家であり、デザイナーであり、インテリアデコレーターでもありました。三人に共通していたのは、香りに対する情熱。それこそが、diptyqueの運命、今日まで続くパフューマーとしての道を歩むことを決定づけたのです。

diptyqueの香水作りは、サン・ジェルマン大通り34番地、ブティックの上階にあるアトリエで始まりました。やがて彼らはパフューマーたちと独創的な香りの探求に勤しむようになり、以来60年近くにわたり、diptyqueはオードトワレやパルファムを創作し、お客様に提供してきました。ブランドの哲学、そして偉大なパフューマーたちとの長きにわたるコラボレーションには、ひとつ決まりがあります。それは、古典的な香水作りにとらわれず、一貫してdiptyqueらしいフレグランスを考案し、かつ、その香りがそれぞれに個性的であること。この暗黙のルールは、やがてはっきりと表れるようになります。

ここにdiptyqueを愛する社内外の人びとの声を簡単にまとめてみました。

「diptyqueにとって、香りとはアートであり、アートとは旅。それは、五感と精神が歩む、想像の旅です。予期せぬ調和をもたらす貴重な天然素材を求めて、香りの風景を巡りながら、過去から未来へ、伝統から革新へ…豊かな歴史を背景に、新しい発見と変化に満ちた場所へと向かいます。夢と現実、ふたつの世界を常に行き来してきたdiptyqueは、ジャンルや文化の違いを越え、刺激的な出会いを生み、アイデアの融合を実現してきました。表現者として、目、手、鼻をひとつに、驚くべき香りの世界を絶えず作り出しています」 

こうして三人の創業者たちの感性に忠実に、diptyqueで働く人びとは、今日も「パフューマー&アーティスト」で在り続けるのです。